●ローザンヌ〜シオン城〜モントルー●  レマン湖の船に乗るのは初めてだ。  ローザンヌから乗船。この船も多くの観光路線の同様、1階は2等席、2階が1等席。スイスパスで無料だが、蒸気船保守の為に特別に5フラン/人を支払う。ついでの情報ですが、デッキ備付けのデッキチェアーは3フランの料金が必要。  2階の室内席は食堂になっているので、ここで持ち込みの物を食べてよいものかどうかよくわからないが、後ろのデッキに近い席に陣取り、乗船前に買ってきたサンドウイッチを頬張る。特にお咎め無し。  左側には段々の葡萄棚畑。右側は逆光で、ややぼんやりながらエビアン方向の山々。日光が強くやや暑いが、船尾のスイス国旗をはためかせ風も気持ち良く、快適な船旅で幸せだ〜。  行き交うヨットや観光船に目を奪われ、気がつけば早モントルーに接近。ホテルが林立し、湖畔は花と散歩する人で一杯。とても賑やかでさすが世界の避暑地。いつかはここに別荘をなんて・・・夢の又夢。  そして、ほどなくシオン城が見えてくる。ガイドブックや観光ビデオでは何回もお目にかかったこのお城。湖側には城壁が屹立しており結構威圧的な姿だ。そういえば、観光ビデオで紹介されていた湖に直落型のトイレはどこにあるのだろう。是非確認したかったが不明のまま桟橋へ接岸。  下船。桟橋付近からのお城は幾つも塔が重なり魅力的。しかし、お城の中にはあまり興味ないので、惜しげもなく内部見学はパス。そのまま湖沿いの散歩道をモントルーまで歩く事にした。  反対側からも結構人が来るのはモントルーからシオン城まで歩いて来た人達 。城を離れると、始めは湖沿いというよりはあまり面白くない線路に沿って歩 くことになった。しかし、しばらくするとまた湖のすぐほとりに戻る。  やや逆光で、水面がキラキラと綺麗だが、それより綺麗なものは切れ目無く植えられている花々だ。元気良く太陽に向かって花開いている。  湖ではボート遊びをする人も多く、水上スキーの大会も開催されていた。また、ヨット遊びをする女性の中にはトップレスの娘も。こちらも花以上に美しい。世界の避暑地モントルーにヨットを持つなんてとても贅沢。  水につかっている人達はよいが、こちらの散歩道は風も無く結構暑い。反対側からは馬車も来て、あれに乗りたいな〜なんて思っているうち、ようやくモントルーに到着。付近のテラスで冷たい物を飲み、一段落。