野外博物館
Ballenberg
あいにくの雨天だったので、山行きは中止し、この博物館を訪れた
西入り口 ここでチケットを購入し胸に付けて回る
日本の茅葺き屋根そっくりの建物にびっくり
昔の学校の教室
白壁に木組みのきれいな民家が並ぶ
思わず「馬がいる」とびっくりしたが剥製でした。でも本物もの動物もたくさんいます
農家の部屋はとても暗い
フラッシュで見えているが、本当はここも暗い
 
バレンベルグBallenberg野外博物館Freilichtmuseum
8月11日(日)

昨日に引き続いて朝からの昨日以上の雨模様。山方面に向かってもしょうがないので、バレンベルグBallenberg野外博物館Freilichtmuseumに出かけることにした。ブリエンツまでバスと電車を乗り継いでいくと駅前にはこの雨でもブリエンツ・ロートホルン鉄道に乗ろうと言う人が結構いる。それはそれでしょうがない計画なのだろう。

ブリエンツからBallenberg行きのポストバスで約20分。終点の西入り口で下車。入場料は16フラン。各国語(日本語もあり)のパンフが2フラン。

さて、ここは何の博物館かと言うとスイスの民家の博物館である。日本もに川崎市にある日本民家園と言ったところだろう、と思いきや徹底度が違った。

全体の印象は高い樹木の多い広大な自然のエリア内にスイスの地域毎に分けて10棟程度づつ移設されて全体は約100棟程度ある。各建物はその付属物を含め、きちんと再現してあり、また幾つかの部屋にはパネルや収集物の展示もされているが、徹底度の一つはその付属物にある。何と豚、鶏、うさぎ、牛、七面鳥等の家畜が建物と一緒に飼われている。また、幾つかの実演もされているようだが、当日は雨天もあってかお目にかからなかった。

ほとんどの建物がその内部を見学できる他、各棟や展示物は極力手を触れさせて上げようというコンセプトで運営されているようで、日本での博物館にありがちな「一切、手を付けさせず」という考えは一考させられる。

地域も広く、建物も多いのでざっと見て回っても2時間、ゆっくり全棟見学したり、実地シベントに参加しようとしたら1日コースにもなってしまうだろう。また、自然地形を利用しているのでちょっとしたハイキング気分にもなる。私達は約2時間のかなりはしょった見学で8000歩を歩いた。

インターラーケン、グリンデルワルト宿泊客の雨の時に代替えコースとしてガイドブックやホテルで紹介されており、確かにその役は十分果たすが、温かい日差しの木漏れ日の中を散策して見て回るのが理想だろう。

なお、園内にはレストランも充実している。私達は中央付近にある「ヒューネンベルグのレストラン1891年」の中で食事をとったが、この建物内部はきれいに改装されており、十分な量のスープとソーセージを昼食とした。また、もちろん、園内の要所要所に清潔なトイレがある。
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