8月7日(水)ロカルノからベルビエへの移動

もう一泊くらいしたいな〜と思いながら、ホテルからクルマで出る。しかし、出たとたんに運転手の携帯に電話が入り、何か忘れ物したと。戻ってみると妻のアクセサリーだった。親切な事だ。

ロカルノ駅からは一昨年と同様、イタリアに入りドモドッソラ経由でブリークに抜けるルートをとる。ドモドッソラまでの小さな電車は一等も二等も満席。前回も一等は満席だったので、この路線の一等に乗る場合は少し早めに行った方が良いかも。満席と言っても一両の半分の18名なのだけど。

ドモドッソラでの乗り換えに手間取った。ブリーク行きのホームがちょっと離れていて、なかなか行けない。重いトランクを抱えて階段を右往左往。何故か、途中から日本語を話すおじさんにも助けられて、なんとか時間ギリギリで乗車出来た。心細いなかおじさんの親切が身に染みる。私達も日本では親切にしてあげましょう。

ブリークでジュネーブ方面行きに乗り換え。以前もよくロイカーバート宿泊時に通ったルートで懐かしい。Martignyマルティニーで下車。ここはシャモニーへの乗り継ぎ口でもあり、何名かの日本人も乗り換えしていた。

私達はそのルートは別のルートに乗る。2両連結で一等席は6座席しかない。途中のSembrancherサンブランシェでLeChableル・シャベル行きに乗り換え、更にそこでポストバスに乗り換えVerbierベルビエへ。

マルティニーでの待ち合わせにはやや時間かかったが、その後は乗り換えが連結しており、時間効率は良い。結局、ロカルノを9時半に出発し、ベルビエ到着は15時だった。

このルートの他にドモドッソラとブリーク間をシンプロン峠経由のバスルートを選択する事が出来る。しかし、今回はどうも天候と体調が今一つで、バスに醉いそうな感じがあったので止めとした。また、アンデルマットに抜け、FO鉄道経由とするのも魅力的だったが、乗り換えが多いので止めにした。通常の移動では荷物はライゼゲペックで着地に発送してまうが、このような遠距離、複雑ルートでは一日の内にはつかないのでハンドキャリーしかない。乗り換えはなるべく少なくしておいた方が良いと今回の結論となった。

ところで天候だが、ロカルノ〜ドモドッソラまでは暑くも寒くもない気温だったが、シンプロントンネルを抜けてブリークで下車したら、やらた涼しい。今までブリークは暑い思い出しかないので、この涼しさというかやや肌寒いのは一体どうしたものだろう。更にローヌ谷を下ってマルティニーに着いたらもっと寒かった。

ベルビアはさらに寒く、冬のスキー用薄手セータを妻と二人で購入した。このセータは今回は結構役にたった。