ヴェルビエの街と ホテル・ロザルプRosalp |
ヴェルビエがどこにあるかを言うのはちょっと難しい。 ローザンヌ〜ブリーク間でシオンの手前のマルティーニというシャモニー行きの電車の出る駅から それとは違う別方向の電車にのり、グラン・サン・ベルナーレ峠(例のセント・バーナード犬の) へ向かう途中から別れた山の上の新興スキーリゾートでも言おうか・・・バレー州の西の端の方です なぜ、ここに泊まろうと思ったかというと、ここに美味しい食事のホテルがあったから。 |
ヴェルビエの回りはいかにもスキーにぴったりな山が広がる |
街中をめぐる観光馬車 |
目的のホテル・ロザルプ (2022年現在、所在を確認出来ていません。休業になったか、名前が変わったか?) |
右側の2階が宿泊の部屋 1階がレストラン |
広いテラスが付く しかし、寒くて、あまり利用できず(ちょうど欧州の水害の時でした) |
部屋は昔のシャレー式の部屋で、落ち着いているが天井が低く、やや床が手傾いている所もあり |
洗面所です 広くはないが清潔 |
ご自慢のレストランでは毎夜グルメが繰り広げられた 部屋は木を多様したクラッシックなムード |
ベルビエはル・シャベルの駅からバスで約30分。ロイカーバードの様に谷を登っていくとどん詰まりに見えて来た。新しい建物が多いリゾート地で中心街には多くの商店が並ぶ。ロイカーバートやザースフェーよりは大きな範囲に広がっており、クランモンタナほどは高級ではない。 坂が多いので街中での移動は結構大変で巡回バスとか馬車が運行されているようだ。私達のホテルは中心街やリュイネットへのケーブルカー乗り場にも近いのでそれらを利用することはなかった。ここは冬のスキーのメッカなので、商店もスポーツ洋品店や衣類店が多く、土産店は少ないのでショッピングを楽しむと言う街ではなく、無目的の街歩きはそう楽しいものではない。 宿泊したホテルはこの地では老舗の様で、特徴としてはホテルよりもそのレストランにある。名コックが居て食事を目当てに宿泊しに来る人が多いとか。私達はいつもの常でハーフペンションとしたが、どうやら食事はアラカルトで選択するのがここでは普通らしい。皆さんとても豪華な食事を召し上がっていた。 しかし、私達にとってはハーフペンションの分量でも多かったし、それはそれで美味しい味だった。夕食は7時からで今まで泊まったホテルでは大体7時半ころに行けば半分の席は埋まって8時には全員集合という感じだったが、ここは皆さん遅く、初日は7時過ぎに行ったら誰もいず、メインが出る頃にようやくボチボチと席に付き始めた。だいたい9時に席がほぼ埋まる感じで、遅いテープルは夜12時ころ迄続いたようであった。 建物はレストランのある旧館と新館とあり、私達は旧館の2階(現地では1階と表現)の南向き103号室。部屋は十分広いが昔のシャレー風建物なので天井が低く、また全体に傾いでいるのは愛嬌。広いテラスが有り、前の通りを眺められる。部屋の設備は最近の近代的ホテルに比べると全く質素でやや古めかしい。壁紙等に染みも見られる。それでも4星でもあるので清潔感等に問題があるわけではない。新館、旧館と両方に宿泊部屋があるが、全体には小振りでフロントやレストランの従業員もフレンドリーな対応で心地よい。 さて、その評判の食事であるが、ハーフペンションの夕食は最初にスープ系と皿料理の前菜がでる。これが結構絶品。メイン料理を含めソースが凝っている。メイン料理は肉か魚料理。大体、この段階でほぼ満腹になる。妻は全体を小盛りでお願いしていた。 メインの後、トロリーからチーズをとることになる。チーズが嫌いな人はちょっと困ったところだが、好きな人は30種類くらいから選べる。私は羊の生チーズを幾つか注文した。美味しかった。この段階で満腹を通り過ぎる感じとなり、最後にだめ押しでデザートが日替わり出て、同時にチョコレート5種類くらいの小皿ででる。コーヒーを追加で注文したべたかチョコまでは平らげること出来ず。 なお、このレストランでの夕食は皆さんラフな格好で来ており、ネクタイをしめて席についていたのはほとんど私だけだった。 |