アンデルマットAndermatt
 
氷河急行の通る路線(マッターホルン・ゴッタルト線)とチューリッヒとミラノを結ぶ路線の交点に位置するアンデルマット。(厳密には両線の間は「悪魔の橋」を眺める連絡路線で結ばれている)
四方に道が開けているので観光の拠点としては便利。しかし、現状では夏期は長期宿泊というより一泊滞在くらいのこじんまりとした町になっている
一方、冬季はスキー客で賑わうが雪も厳しく鉄道も普通になることも多い。

また、この地は密かにスイス軍が最後に引きこもる山岳要塞地区としてあったが、昨今の情勢でこの引きこもり作戦は廃棄され、軍関係による町の賑わいも薄れて来た

そこに目を付けたエジプト資本が町と連携し、駅前に5星の大ホテルを建築し、周囲にはゴルフ場等も作り、一大リゾートに仕立てようという工事がいたるところで進行中。アンデルマットからディセンティスの方に抜ける鉄道トンネルも建設するとか。それができればハイシーズンである冬季に。高級リゾートのサンモリッツとも確実に行き来ができるようになる。

トンネルと言えばスイス国鉄の方ではErstfeldからBiascaまでの大トンネルを掘削中。鉄道ファンとしてはトンネルよりは峠路線の方がよっぽど楽しいのですが、良くも悪くも、この地区は大きく変わっていくのでしょうか?
 
こじんまりと静かなアンデルマットの街も今後変わっていくのでしょうか?
街外れの丘にきれいなチャペルがある
街中は花々も綺麗
駅前はハイカーも多い