北京・潘家園旧貨市場  

北京には幾つかの骨董市場があるが
南西部にある潘家園旧貨市場という骨董市が最大
立派なビルの中に並ぶ高級骨董店、広いトタン屋根の様な下に無数に並ぶ骨董店、
青空(比喩です)の下に並ぶ個人の骨董商い・・・
とてつもない数の骨董の店が集まっている

売られている骨董(古物)もピンからキリまで
ビルに入っている店だから安心、安いからお買い得・・・
ということはなく、保証も値段もあって無きような正に中国の縮図

何も買わなかった(買えなかった)が見て回るだけで面白い
裏の方では骨董品を作っている!!風景もみられた
なお、写真は屋外露店の部分のみ

訪問・撮影:2012年11月

露天商のコーナー  必ずしも骨董だけではない
きちんと区分けされて、それを守っているのは中国らしからぬ・・・
筆屋さんは店は広いが商売は暇そうです
自宅に転がっているようなもの、
ごみ箱から回収してきたものみたいなのを並べている人もいる
東京の骨董市は女性の売人、客人もよくみかけるが
ここは売人も客人もほとんどが中年以上の男性
たまに若い女性がいたりするが旅行者のガイドだったりする
右の家屋の奥にとてつもなく広い屋根付きの骨董市場がある(写真無し)
さすが中国と思ったのは一角に広がる石像のコーナー
骨董というわけではないが、どこかから持ってこられた中古品
中国のビルの前にある獅子や飾り物、石のテーブル、果ては仏像まで・・・
石像にはほとんど値札がついていなかった
丁々発止の交渉で決まるのだろう
ショックが大きい仏像コーナー
どこかの寺院にいる気になり、思わず手を合わせたくなる
さらにショックが大きかった仏像の首の山盛り
首だけ買って帰るのだろうか?
どこかに胴体部分を別売りしていて、お好みで組み合わせるのか?
立像で売れなかったらバラバラにされて部分売り?
仏像もおちおちしていられない中国だ
白いのは亀の像  呪い防止?
首が詰まっている瓶もなんかすごそう

 

●○●訪問・散策のコメント●○●
・北京中心部からは地下鉄(駅はすぐ近く)またはタクシー。毎日やっているが特に日曜日は店も客も多いようだ。
・エリア全体はかなり広いのでゆっくりみて回ったら半日はかかる。市場の様子も売っている物も人々もとても中国っぽいので、ある意味、故宮などよりは遙かに面白い場所。
・買う場合の値段は値札1/10以下という話もあり、中国語が分からない素人には危険なエリア。まあ、分からないということで強引に低価格で筆談を押し切ってみる手はあるかもしれないが火傷するのだろうな。