北京・前門大街  Qianmen Street

故宮の真南に天安門広場があり、
その南端に正陽門とその防御構建造物として一体化した大きな建物の箭楼がある
現在は分離されてしまっているので、少々わかりにくいが、この付近を前門と言っている
前門の南側には前門大街という大通りがあり、2008年の北京オリンピックを合わせ再開発された

歴史がある地区だが、再開発では全てが新しい建物と道路構築となり
北京人「前門には昔からの古い道路と商店街があります」
日本人「へぇ、そうですか  いつ頃出来た物ですか?」
北京人「はい、2008年です」
とわけの分からない会話になる
まあ、この手の苦笑話は中国ではこと欠かない

訪問・撮影:2008年9月、2010年4月

前門大街南側より北側を眺める
手前は伝統的様式の門、牌楼(はいろう、 ぱいろう pailou)
これも最初の姿に再作された
後ろ大きな建築物が防御施設の箭楼
正陽門は更にその後ろにある
前門大街自体は長い道だが、前門に近い800mは歩行者道路
両側には商店が並ぶ(訪問当時はまだ全店オープンしていない)が
ショッピングセンターに並ぶ店と同じような店ばかりで面白みは無い
丁度この道路からは高層ビルは見えず、電柱/電線もないので
とてもすっきりした風景は気持ち良い
昔走っていた路面電車が再現され、デモ運行している
しかし、真南に向いた道路なので暑い日の日中は散策は辛そう
古い商店は前門大街から西に接続している「大柵欄」
並んでいる食堂や商店、品揃えはこちらの道の方が充実しており
観光バスの駐車場もこの道の端にあるのでいつも多くの人で混雑している

 

●○●訪問・散策のコメント●○●
・天安門からは徒歩でも行けるし、地下鉄、タクシーでの訪問も可能。
・見所としては箭楼があるが、むしろ街を歩いて散策する場所。訪問時には変な物売りとか勧誘は無かったが、今はどうなのか?
・前門大街は内外からの観光客が多く、並ぶ商店・食堂の値段は高め。
・前門大街~大柵欄~琉璃廠文化街(美術品、骨董品)と東から西へ約1Kmの散策に適したルートを取れる。