上海・虹口 Hongkou |
上海中心地からは北方に少し離れた場所にある虹口
しかし地下鉄で直ぐにいける。東京に対して上野といった距離感。
現在はサッカー場もあるが、太平洋戦争前はここも各国の共同租界となっており
特に日本からの進出が多かった場所だ
また魯迅などの文化人が多く住んでいた場所でもある
魯迅公園をスタートして多倫路文化名人街まで歩いた
撮影日(2015年11月)
地下鉄「虹口足球場」駅からほど近い上海魯迅記念館がある魯迅公園。入場は無料。 | |
公園内は各種のアトラクションをする人で、結構賑やかな声や音楽が響く。 |
公園の中にある魯迅の墓 ひっそりとあまり訪れる人はいない |
水は澄んではいないがゴミなどはほとんどなくきれいに整備されている | |
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魯迅公園から南に四川北路を10分ほど歩くと「多倫路文化名人街」の北門。ここから先はクルマの通行は規制されているが人の往来は自由。 |
租界時代からあるのかな? ベランダコロニアル風の作り |
「多倫路250号住宅」と銘板されている建物。租界時代は「知恩院」という建物だったそうだ。窓回りなど丁寧な細工が施されている。以前の写真に比べると白くきれいに整備されている。 | |
ちょっと前のこの建物の写真と比べると 以前はベランダだったところが全部部屋になりきれいな外観になっている 以前はベランダから洗濯竿が突き出て生活感あふれる風景だったようだ この付近一帯が再開発、再構築されているようで みかけきれいにはなるが、その分昔の様子は急速に失われている |
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租界時代からの建物だろうが子細不明 | |
「鴻徳堂」という1928年の建築らしいカトリック教会堂 上海の他の教会堂は西洋風なのにこの建物だけは面白い中国風。 入口両サイドには獅子の置物もある |
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教会堂の前には鴻徳書房と内山完造の像がある 内山 完造は1930年代以降書店経営者として日中文化人交流に大きな影響を与えた 彼の虹口の書店は今は銀行となって残っている(未訪問) |
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●○●訪問・散策のコメント●○● |
・魯迅公園からスタートする場合は地下鉄「虹口足球場」から、多倫路からスタートの場合は「東宝興路」からが便利。 |
・エリアはそんなに広くないので2時間程度の散策。ただし、おしゃれな茶房や展示館などでゆっくりする場合は半日。 |
・古いビルが並んでいるがリストアが進んでおり、オリジナルな姿とはかなり違ってしまっていると思う。 |