南京西路   Nanjingxilu 

南京路は 人民公園から東西に分けて、西側が南京西路となっている
南京東路が外灘まで通じる旧来からの繁華街なのに対して
南京西路は 高級ショッピンク店や高級ホテルが並ぶ近代化の通り

(訪問・撮影:2011年、2012年)

南京西路の東端にある人民公園
南京東路の歩行者路とは地下通路で結ばれている
人民公園はいささか危険な場所(最下部のコメント参照)広々としている
遊戯施設や花壇、散策路、池などがあり人々が集まっている
鉛筆型のビルはJWマリオット上海トゥモロースクエア(上海明天広場JW万豪酒店)
南京西路にそって高層・高級ホテルが並ぶ
この厳めしそうなビルは
上海国際飯店Jin Jiang Park Hotel
地下道のある交差点に立つ
上海新世界麗笙大酒店
Radisson Blu Hotel
丸いUFO型のタワーがよく目立つ
人民公園北東角に立つ上海美術館
この場にあった租界の競馬場のクラブハウスの建物
隣のJWマリオットと無理な背比べをしているよう
このド派手な建物は「上海展覧中心」 
同じ共産圏であったソ連の手による設計なので
極めてソ連っぽい
1955年の完成で、当時は「中ソ友好記念館」
現在は展示会・セミナー等で使われている 
上海大劇院 1997年の建築 人民公園南側にある上海博物館 
   
南京路とは少し離れるが
人民公園の南隣にある上海音楽庁(ホール)
1930年代の建築らしい
正面のイオニア式の2本柱が見事
南京西路からの路地に駐車中の
最新式のランボルギーニ
日本でもこの手のクルマの路上駐車は珍しいが
成り金の上海でも珍しいのか人だかり
南京西路はマロニエの並木道が続き雰囲気ある
南京東路の様に混雑はなく、外国人も観光客ではなくビジネスの人が多い
南京西路の伊勢丹あたりから南に通ずる「静安别墅」
ガイドブックには人気が出始めたお洒落な町とあったが実際は古いアパート街
通り抜け路に面しているごく一部は店になっている所もあったが全体には住居区
写真を撮るのもいささか気が引ける場所であった
 
 

 

●○●訪問・散策のコメント●○●
・人民公園ではお茶詐欺と靴磨きに多大な注意が必要。多くの人が被害にあっている。
お茶詐欺は数人の若者グループが「写真を撮ってくれ」と話しかけて来て、その後自然に立ち話。これは本当に自然。日本語学校に通っている人もいるようなので学生がバイト感覚でやっているようだ。そして「僕らも観光で来ていて、これから近くで中国茶のセレモニーがあるので行くつもりだ。君も一緒にいかないか?」とこれも自然に誘う。そこから先は付いて行っていないので子細は分からないがウェブ等で見るとその場で法外な試飲料金とか茶器、茶葉を購入するはめになるらしい。人民公園では一帯何組の若者に同様な声をかけられたか、外灘でも何組かにであった。ともかくアプローチが自然なので大変注意が必要。
靴磨きはいろいろな手口があるが、自分があったのはベンチに座っているときに靴磨きが声をかけ、不要というと通り過ぎるのだが、知らないうちに靴に白い汚れ(実際はクリームだったようだ)、気づかずに歩き出すと「靴が汚れている」みたいなことを言って近寄って来て拭き取ろうする。そのまま拭かれるとこれまたふんだくられるので早々に逃げるのが寛容。また、関わったり、文句を言ったりすると仲間の靴磨きが寄ってきて、これまた逃げられない状況になってしまう。靴磨きとは関わらず、目を離さず注意しておく必要がある。情け心で靴磨きを頼んだら、靴を持って行かれて勝手に踵を修理されてふんだくられたという友人の話もある。
・博物館、美術館以外には観光客があまり歩く場所ではなく、地元の人向けの場所だが、並木道とかブランド店とか、いわゆる中国的な雑踏からは少し離れた欧州の街路みたいな感じがよい。