銀錠橋   

故宮の西側にはいくつかの池(湖)が南北に連なっている
南から「南海」~「中海」~「北海」~「前海」~「后海」となる
南側の二つは政府関係の施設になっており、おいそれとは立ち入りできないが
「北海」~「前海」~「后海」は市民の場所になっている

特に「前海」~「后海」をつなぐ銀錠橋付近は観光と飲食の中心となっている
池の西岸には飲食店、銀錠橋付近は土産物屋が並び
東岸には鐘楼・鼓楼という歴史建物や南鑼鼓巷というお洒落?な通りもある

また、この付近には胡同(フートン)も残り、それらを巡る三輪力車の商売地でもある

訪問・撮影:2006年4月、2007年7月、2009年4月

右の何てことはない小橋が銀錠橋
しかし、両岸を結ぶ要所で、一日中混雑している
銀錠橋付近から見た前海
道路には三輪力車が走り、湖上は貸しボート(電動)が巡る
水はきれいとは言えないが、緑も多く、埃っぽい北京ではほっとする
客待ちの三輪力車
1時間半で200元くらいの相場
ここに並んでいるようなのは組合があるので
統一料金で、比較的安心して乗れるだろう
銀錠橋の袂で客待ちする力車マン
実はこの方は以前のNHKの番組に登場していた
組合に入って堅苦しいことは嫌だと
個人業を貫くが行政からの締めつけも厳しい、と。
三輪力車での胡同巡りは
特にコースは決まっていない
要望?と力車マンの都合(リベート)により決まる
35代目ジンギスカンの住居へ案内された
実際は喫茶と売店、ほんの少しの展示物
きっと中国には数百人ものジンギスカンの
子孫?がいるのだろう
銀錠橋から東側には煙袋斜街という商店街がある
橋の付近は観光客が多いが、少し離れると地元の人の買い物の店が並ぶ
行列は横入りを防止するために、暑いにもかかわらず密着して並んでいる
銀錠橋から前海の東岸をしばらく行くと金錠橋というのがあった
こちらの橋は新しい橋のようだ
湖をまたいでいる橋ではなく川にかかっている橋

 

●○●訪問・散策のコメント●○●
・人が多いので怪しげな客引きや力車には注意。力車マンは英語を解さない人がほとんどなので中国人同行が望ましい。三輪力車の乗客は大人2名まで可能。
・三輪力車に乗って、それから徒歩で鐘楼・鼓楼、南鑼鼓巷あたりまで歩いても全体が狭いエリアにまとっているので一日で十分。
・夜間は湖畔のバーやレストランが北京の若者や内外の観光客で賑わう。ちゃんとしたところで食べようとしたら予約が必要。夜景はきれいという感じではない。