ナンロウグゥシャン  南鑼鼓巷    Nanluoguxiang

古い北京の街並みや店を活用し
若者、外国人向けに少しお洒落な通りとして売り出した南鑼鼓巷
北京といえば真新しいショッピングセンターか
赤いネオンギラギラの歓楽店をイメージするが、
この古きを活用した事業はそこそこ当たっている気がする

訪問・撮影:2006年4月、2007年7月、2009年4月

立派な門の先の通りが南鑼鼓巷
お洒落通りということになっているが原宿などを思ってしまうと全然違う
古い街と通りだが、なかなか写真にはなりにくいところだ
ところどころに洒落た飲食店、衣料品店、ファンシーグッズ店
カフェは入っていないが値段は日本値段と変わらないだろう
ということは現地ではコーヒー一杯が日本の1500円位の感覚
店には入れなくてもこの通りを歩いているということでハイソな感じを得るのだろう
私達が買い物しなくても銀座通りや表参道通りを歩くときの感覚と同じ
通りの真ん中当たりにある人気のヨーグルト?店
食べてみた。味は美味しいと言えば美味しいが
日本で食べるヨーグルトに比べて更に・・・という感じでもなかった
南北に通る南鑼鼓巷には東西方向に何本かの横道あり
新緑がきれいで、中国っぽい面白い風景も広がる
この付近は胡同(フートン)が並んでいる地区
家々は四合院という「口」の字型の住居で、
真ん中に中庭があり、そこに住居は開けているが
道路側は住居の壁を当てて塞ぎ、外部からの侵入?を防止している仕組み
路地を歩いていると、自転車や歩きの行商の声を耳にする
聞くところによるとエアコン修理とか刃物研ぎなどらしい
人が住んでいるのかどうか分からない住居も多い
胡同はどんどん取り壊しに進んでいる(2008年五輪前)
2014年の現在では壊すものは全部壊してしまったと推定する
こうみると中国家屋も伝統日本家屋と同様
見所は西洋の様な壁面ではなく屋根の造形
路上や公園でのゲームはよく目にする
ここは路地なので気兼ねなく裸

 

●○●訪問・散策のコメント●○●
・2006年の訪問の時は「南鑼鼓巷」と示してもホテルのドアマンもタクシーの運転手も分からず、どんでもない所(万里の長城)に連れて行かれそうになったが、今では皆知っているところなのだろう。分からない時は「銀錠橋」と示せば、そこから近い。
・「南鑼鼓巷」の通り自体は長くないので10分も歩けば終わってしまう。ここ単独ではなく、付近の鐘楼・鼓楼、銀錠橋当たりと組合せての散策になろう。
・人が来て金が集まる所にはガーっと資本が来て目茶苦茶にしてしまう国民性なので、現在は大分様子も変わって来てしまっているいるのではなかかと危惧する。
・治安が悪いことはないが、鐘楼・鼓楼付近の三輪力車の客引きがしつこい。付近にある公衆トイレは・・・まず入らない方が無難。(大分よくなっているかも知れないが)