ハイデルベルグ 
Heidelberg

フランクフルトの南、約100kmにある観光と先端技術が融合している古都。古城とドイツ最古の大学ハイデルベルグ大学もある。(訪問・撮影:2007年8月、2010年12月)

ハイデルベルグ駅はあっさりとしている。駅前は学生街の為か自転車が多かった。
駅からハイデルベルク旧市街(Alt Stadt)までは20分位の徒歩。賑やかな所はハウプト通り(Hapupstrasse)を中心として広がっており、古城もその山側にある。所々に16世紀あたり建造の家屋教会堂や各種の記念碑などがある。
カール・テオドール橋(古い橋)に向かう商店街は土産物屋が並ぶ。ネッカー川に架かるこの橋はいつも観光客で賑わっている。後にはハイデルベルグ城が見える観光スポット。
ハイデルベルグ城
城まではケーブルカーで登るか、歩いて登るか。歩きはそんなに距離はないが結構な急坂。
13世紀にプファルツ伯の居城として造られた。各時代の建築様式が混在。17世紀にフランス軍により破壊され、一部修復されているが崩れている部分、外壁だけの部分など、それはそれそれで歴史を感じさせる
城のテラスからの市街、ネッカー川の眺めは美しい
ネッカー川ミニ・クルーズ
ハイデルベルグからネッカーシュタイナハ Neckarsteinachまで片道1時間20分の船に乗ってみた。
途中一カ所ネッカー ゲミュント Neckargemündと言う波止場に止まる
穏やかなネッカー川  船上でのんびりと回りの風景を楽しむ
途中に2箇所ロック(水位を乗り越える、いわば船のエレベータ)があり、見所になっている
到着地ネッカーシュタイナハ Neckarsteinach    小さな村で見所もなく、波止場のレストランで暇を潰し次の船で戻った
シュヴェツィンゲン離宮
ハイデルベルグからは西に約15Km離れたシュヴェツィンゲン離宮Schloss Schwetzingen。選帝侯(神聖ローマ帝国の皇帝に対する選挙権(選定権)を有した諸侯)カール・テオドールの離宮。離宮とは言っても建物は正面入口の数棟のみ(下写真)で、あとは広大な庭園が広がる
建物は18世紀くらいのものらしい。上はメインの館、下は湾曲して作られているバロック調の施設。ここは狩猟場でもあったということで、元は狩猟関係の施設があったのだろうか?
広大なフランス式庭園    大きな池や川もあり、春は桜の花も咲くそうだ
一角にトルコ風のモスクがあった。18世紀末の建造だが、近年の修復の手がはいっているので美しい姿となっている。イスラム系建築でよく使われるタマネギ形をしたオジーアーチが各所にみられる。
 
●○●訪問・散策上のコメント●○●
・旧市街はそんなに広いエリアではなく、城を含めざっと見るには2時間もあれば十分。
・ハイデルベルグ城とカール・テオドール橋は見落とせないが、その他の観光スポットは地味系なので皆の後についていくというわけには行かず、事前に調べてから訪問した方がよい。