ご利益様 (神社・仏閣) |
そもそもの話を探ると、特に仏教事物に対して仏教の解脱(悟り)を達成する願い以外の諸々の願い(金運、健康、愛情・・・)は意味がない、と思うのですが、
まあ、ここではそう固いことはいわずに、現代の東京に存在する、ちょっと変わった「ご利益様」=「祈ることでなんならの利益・効能が得られると目されてい
る場所」を巡ってみた のをまとめている。 明治神宮とか浅草寺とかの大型神社仏閣は割愛し、地元中心に愛されているご利益さんを市区別(あいう順)に並べて紹介する。 |
足立区 |
安養院 <かんかん地蔵> 諸願成就 <仲直し地蔵> 友情維持・強化 足立区千住5−17−9 かんかん地蔵(1699年)は浅草のかんかん地蔵と同様に石で軽く叩いて祈願する。しかし、長年の叩きのためか顔や胸部分はすっかり削り減ってしまってい て、ちょっと哀れなお姿。まあ、その分、人間が幸せになった?から本望? 仲直し(なかよし、と読むらしい)地蔵はともに1664年と1670年の作で、それ以来ここに二体で佇んでいるのであろうか?確かに仲良しだ。この3体の 地蔵も仲良く並んでいる。遠くから人がわんさか訪れこともないが、地元の人に愛されて大切にされていることがうかがえる。 |
長円寺(隣接) <めやみ地蔵> 眼病平癒 足立区千住4-27-5 長円寺の山門の左側外にあり、しっかり塀で区切られているので、お寺のものではなく土着の地蔵なのかも知れない。それでも丁寧に保全されており、備え物も多いので参拝者も多いようだ。お堂の中は暗いが覗いてみたら予想以上に大きい地蔵がおられてびっくり。 |
荒川区 |
江戸川区 |
安養寺 <ぼけ除け白衣観音> 惚け除け 江戸川区平井6-53-1 参道脇にすっくり立つ観音像。まだ新しいので昨今の高齢化環境からのニーズを取り込んだものでしょう。観音は基本的には中性らしいので、この像も見方に よって女性に見えたり、若い男性に見えたりする。幟も立てて売り出し中の観音のようです。なお、同寺には富士塚や寝姿の釈迦像などいろいろなものがある。 |
大田区 |
浅間神社 <子産石> 子宝祈願 大田区田園調布一丁目55番12号 石は海の石らしい。特に言われは書いていなかった。両手でやさしく触れ祈願する。 |
北区 |
東覚寺 <赤紙仁王尊> 病痛治癒 北区田端2-3-7 効能・治癒を得たい体の部位に赤紙を貼るということで、既に元の姿かどのような姿なのか全く分からないほど赤紙で覆われている。「仁王」は神社の狛犬など と同様、現代で言えばガードマン。仏教を拡大していくなかで、周囲の土着宗教などから取り込んで来たものの一つと思う。 |
王子神社 <関神社・毛塚> 育毛祈願 北区王子本町1-1-12 王子神社の末社として片隅にひっそりとありるが、宣伝看板は結構大きい。釈迦が行脚中に老女が自らの髪の毛を切り灯したところ長く輝き続けたということ で老女の仏心と髪の尊さを奉ったものとか。現在は理容関係者、髪に悩みを持つ人々に霊効あらたか、と。 |
葛飾区 |
南蔵院 <しばられ地蔵> 病苦・苦悩懐柔 葛飾区東水元2−28−25 しばられ地蔵は他にもあるがここのはグルグル巻き。参拝者が自由に縄を巻き祈りを捧げる(祈願一縄百円なり)。また、祈りが通じた時には縄を解きに訪れ る。解かれて縄を入れる箱には縄はほとんど入っていなかった。通常、このようなご利益様や富士塚など本堂の裏手や参道の陰などにひっそりと(ぞんざいに) 置かれているが、ここはしっかりと目立ったところにあるのが好ましい。 |
亀有香取神社 <北向道祖神社> 美脚・健脚獲得・交通安全 葛飾区亀有3−42−24 山門には何故か狛犬の代わりに亀が置かれているが、そのすぐ横に北向道祖神社がある(従って参道は南行き)。ここは美脚・健脚に霊験ありという。 |
江東区 |
亀戸天神 <鷽替え> 凶事忌避 江東区亀戸3丁目6番1号 物ではなく神事がご利益。鳥の「鷽(うそ)」を「嘘」ともじり、鷽(の彫り物)を取り替えることで今まで凶事を忘れ、心新たに再スタートするという。昔は 参拝者どうしで「鷽」を交換したが、今は旧来の「鷽」を納め、新しい「鷽」を購入するという方式らしい。一応、1月24〜25日がその鷽替えの日になって いる。 |
品川区 |
品川神社 <品川富士> 海上安全・交通安全 品川区北品川3-7-15 登山道に蛙の像があり「富士」+「蛙」→「無事帰る」とかけて、この富士塚を旅行安全祈願の場所としている。なんか、そんな駄洒落による効能誘導は結構多 い。 |
願行寺 <しばられ地蔵> 病気平癒 品川区南品川2-1-12 縛られ地蔵は他にもあるが、ここはそんなには縛られていない。腹巻程度。「病や災難に苦しむ人の身代わりとなってその身を縄で縛られ、苦しみを一身に引き 受ける」ということだがどうも理屈が今一つスッキリしませんな〜。 |
渋谷区 |
新宿区 |
茶ノ木稲荷神社 眼病平癒、芸事上達、等 新宿区市谷八幡町15 その昔、ここに生息する白キツネが誤って目を怪我した時に、境内のお茶の木から煎じたお茶で目を洗ったところ、直ちに治ったという伝説に由来する。市谷亀ヶ岡八幡宮の参道に途中にある。 |
太宗寺 <塩かけ地蔵> 皮膚病(いぼ)治癒 <閻魔大王> 都内最大級 新宿区上落合1-26-19 塩かけ地蔵は塩を頂戴して帰り、皮膚病(特にいぼ)患部に塗ると治癒するとの効能。閻魔大王については「嘘付くと舌を抜くぞ」と大きなヤットコを横に 備えているが、これもどこかの時点で仏教の中に取り込まれて来たものでしょう。閻魔大王には何かを祈るというのではなく、戒めとして見ておくということで しょう。 |
正受院 <綿のおばば奪衣婆尊> 咳、子供の病気治癒 新宿区新宿2-15-20 本来の奪衣婆は三途の川の渡し賃を持たない死人から衣服をはぎ取るというものだが、ここの奪衣婆は咳が直った町民がお礼に衣服(綿)を奉納したということ で、それが逆になり咳や子供の病気の治癒を祈るということになったらしい。 写真、右側の堂の中に置かれているが、左隣には「針供養」で有名な針塚がある。 |
花園神社 <芸能浅間神社> 芸能向上 新宿区新宿5-17 賑やかな花園神社の片隅に末社として高さ1m強くらいで富士塚があるが、このエリアは「芸能浅間神社」とされており、富士山信仰というよりは芸能関係の神 社ということで、その方面の参拝が多いらしい。鳥居右奥には「圭子の夢は夜ひらく」の歌碑もある |
水稲荷神社 <耳欠け神狐> 痛病治癒 新宿区西早稲田3-5 自分の体の痛い所とこの狐を相互に撫でると、この空を飛んでいる姿をしている狐が痛み遠くへ運んで行ってくれるということらしい。「痛いの、痛いの、飛ん で行け 〜〜」ってやつですね。 |
墨田区 |
牛島神社 <撫で牛> 痛病治癒、体力向上 墨田区向島1-4-5 「撫で牛」は結構と多い。特に牛島神社では標準アイテムでしょうか。体の痛い所や体力向上させたい部位と同じ牛の部位を撫でると霊効発揮とのこと。牛は手 の油で テカテカに光っているが、このご時世、消毒とか不要なのでしょうか(笑) |
田丸神社 幸福・財力蓄積 墨田区京島3-47 訪れると、まずは大量の鳩に出迎えられる。神社の名称から、お祈りすると「幸福が溜まる」「お金が溜まる」「ご利益が溜まる」ということになっているそうだ。又しても駄洒落からの誘導(笑)。とり あえずは鳩が溜まっていることは間違いない。 |
江島杉山神社 <岩窟・宇賀神> 豊作・事業成功祈願 墨田区千歳1-8-2 都内には珍しい内部に立ち入れる洞窟がある。そんなに深くはないがちょっと神秘的。一番奥に宇賀神像があり、白い小さな蛇を購入して備え、お祈りする。穀 物 の神ということで豊作を祈るということなのでしょう。 |
正福寺 <首塚地蔵尊> 首・頭の病気治癒 墨田区墨田2-6-20 1833年の治水工事でたくさんの頭蓋骨が発見され、それを葬ったこと由来する。 そして、いつのころからか、このお堂に参ると「首から上の病気に霊効あらたか」ということになったらしい。 どうも、ここにもこじつけ的な、いい加減さが(笑) |
世田谷区 |
豪徳寺 <招福堂> 祈願全般 世田谷区豪徳寺2-24-7 全体は三重の塔なども備える立派なの寺院。本堂の裏手にある招福堂横に並ぶ招き猫は年々数を増やしているようだ 基本的には社務所で招き猫を購入し持ち帰り、念願成就したら招福堂に納めるらしいが、購入後にここに並べる人が多いのだろう。大小とりどりでかわいい。 |
満願寺 <一言地蔵> 祈願全般 世田谷区等々力3−15−1 本堂左側の堂内にある一言地蔵。なぜ一言かというとその一言に心を込めて一心に祈願せよ、ということらしい。 |
善養寺 <カッパの「たま坊」> 元気回復 世田谷区野毛2−7−112 天然記念指定木の大きな「カヤの木」の前に置かれているカッパ君。 水をかけて祈ると元気を貰えるという。結構新しい像なので今一つご利益力が薄そう感じではある。 |
台東区 |
祝言寺 <鍋かぶり地蔵> 眼病平癒 台東区松が谷1-6-17 寺の一角に丁寧に設置されている。なぜ鍋をかぶっているのか?一説では地震の時に鍋が落ちてきて地蔵の頭を守った、とか。しかし、それが何故眼病平癒に霊 効があるのか?いま一つ、よくわからないが、結構人気があるようだ。 |
秋葉神社 火難除け 台東区松 が谷3-10-7 明治天皇の命により火難除けを祈願し建てられたという。今でも火渡りの儀式が行われ、火難除けに霊効がありとの こと。 |
銭塚地蔵堂 <かんかん地蔵> 諸願成就 台東区浅草2-3-1 大きな浅草寺敷地の北西角にある小さなお堂だが参拝者は多い。かんかん地蔵は本来はちゃんとした地蔵姿だったらしいがそれを削って持ち帰ると運が付くとい うことで削り削られ、今は写真のようなわけのわからない姿 に・・・。今は削り取りは禁止で、用意されている黒石で優しくこつこつ(かんかん)と像を優しく叩いて願いする。 |
花園稲荷神社 <穴稲荷> 縁結び 台東区上野公園4-17 広い上野公園の一角にひっそりと佇む神社。奥に石窟があり、それが「穴稲荷」となっている。「縁結び」や「円満な人間関係」にご利益ありとのこと。 |
飛不動尊 航空安全 台東区竜泉3 -11-11 名前から「病気や害を吹き飛ばす」というご利益があったそ うだが、近年は航空安全など航空関係でご利益があるとかで航空安全関係のお守り類、航空関係受験や入社への願いが多い。 |
今戸神社
縁結び 台東区今戸1-5-22 有名な猫神社で外人も多く訪れている。招き猫発祥の地ということで、そのへんから猫との関係が出てきているのでしょう。縁結び祈願で女性の参拝者が多い。 面白いのは境内にミッキーの絵のついたベンチなどがあり、これは猫の好物として置いてあるのでしょう。思わずニンマリ。 |
鷲神社 <撫でおかめ> 諸願成就 台東区千束3-18-7 「なでおかめ」という大きな顔があり、以前は酉の市当日だけだったが、今はサービスが進んで、賽銭箱の上に常時置かれるようになったようだ。撫でる 場所により効能がことなり、「おでこ:賢く、目:先見の明、鼻:金運、向かって右の頬:恋愛成就、左の頬:健康、口:災いを防ぎ、 あごから時計回り:物事が丸く収まる」 |
徳大寺 <上野摩利支天> 商売繁盛、開運招福 台東区上野4-6-2 仏教の階梯で言えば如來〜菩薩〜明王〜天部の一番低階位の天部の一つ。元はインドの異教から取り入れてきているのだろう。勝負の神(仏教だから神というの はおかしいが)から来ているらしいので、その方面に対してご利益がある、とか。 |
曹源寺 <波乗福河童大明神> 商売繁盛、金運 台東区松が谷3-7-2 河童は人間に悪さをすることが多いが、 ここの河童は昔、治水事業を助けたそうな・・・ それで人々の生活も豊かになったので、以降は商売繁盛や金運向上に霊効ありと言う。境内には河童関係の事物が多い(堂内には河童の手のミイラもあるとか)。夫婦河童の像も微笑ましい。 |
本覚寺 <水掛け観音> 諸願成就 <蟇大明神> 金運向上 、事業成功 台東区松が谷2-8-15 水掛け観音はタワシで擦ってという形ではなく、杓でお水をかけて祈る形。 観音の隣の小さな祠の中に巻き貝のようなものかおびただしくあったので覗いて見たら小さな蛙の像だった。これは蟇大明神と名があった(蟇=蛙)。周囲には 大きな蛙の像も。江戸時代、事業を助ける神として蟇墓塚を立てて、それに 参じたところ事業の大きな成功をみた、ということで現在も事業促進の神として信仰されている |
浄名院 <8万4千体地蔵> 台東区蔵前2−15−9 明治12年(1879年)の和尚が地蔵信仰の為に8万4千体の地蔵建立を決意し始めたとのこと。現在、実際何体あるのかは不明だが、広い敷地内にずらっと 並んだ姿は壮観。地蔵は一様ではなく、何種類かの姿をして作られている。しかし、固い石像ではなく、コンクリート像?なので初期の設像から百年以上経った現在、 かなり風化・劣化・崩壊が進んでしまっている。一部、修復は入っているが全体は大きな問題になっているのだろう。今後も何とか残ってほしいものだ。特にご 利益アイテムではないが、和尚の心意気にパワーをもらおう。 <へちま地蔵> 喘息・病封じ 浄名院の中央当たりにある。季節でもあったのでちょうどへちまがそえられていた。何故、そいうい言われなのかは不明だが、へちまでの寒風摩擦の効果のへちまが関係するらしい。年に何回か特別法要が行われているらしい。 |
妙泉寺 <貧乏が去る像> 貧困脱却 台東区谷中1-5-34 かわいい顔の「貧乏神」の上に「猿」を乗せ、「貧乏が去る」、その全体を「貧乏がさるぞ〜」と命名した、もう、宗教的意味づけの全くない冗談の世界ですが、馬鹿馬鹿しくて結構好きだ。なお、お参りの仕方は貧乏神を撫でたあと、頭上の猿を撫でるそう。 |
西光寺 <韋駄天> 足病平癒 台東区谷中6-2-20 山門を入って直ぐ右手に十一面観音像と並んで立っておられる(左側)。結構大きい像。天部の仲間で、特に四天王の一人として走力に優れていることから足病平癒となったらしい。足に不自由や不安を持つ人が多く訪れている。 |
中央区 |
豊岩稲荷神社
縁 結び 中央区銀座7−8 銀座の店舗に囲まれたとても細い路地の奥に神社はあった。境内などはなく土地の一角に稲荷が設置され、路地に立って祈願する。狭い稲荷だが銀座の土地の値段を考えると結構かかっている。 |
千代田区 |
三崎稲荷神社
交通・旅行安全 千代田区三崎町2-9-12 水道橋駅のすぐ隣。參勤交代の際、諸大名は三崎稲荷神社で祓い清めていたことから、「清めの稲荷」とも呼ばれて、 現在では「交通・旅行安全」の神社として信奉されている。 |
柳森稲荷神社 <おたぬきさん> 勝負運、金運、 出世運 千代田区須田町2-25 神社ということで狐の像もたくさんあるが、末社の一つとして、タヌキを奉った小さな社が一番左奥にあり「おたぬきさん」ということで有名らしい。 「たぬき」=「他抜き」とかけて、他に抜きんでる、という意味から、勝負事や立身出世、金運向上にご利益があるとされているとのこと・・・・。右の像は妊娠 しているタヌキと思われる。 |
豊島区 |
曹洞宗萬頂山高岩寺 <とげ抜き地蔵尊> 痛病平癒、身体機能向上 豊島区巣鴨3-35-2 いわゆる「巣鴨のとげぬき地蔵」。訪問日は三連休の中日で大変混雑。地蔵の列は門外まで並んでいた。1時間以上待ち?日本でも有数の人気者だろう。 |
妙行寺 <水掛け浄行様> 痛病平癒、身体機能向上 豊島区西巣鴨4-8-28 寺の入口に立派な社付きで置かれている。訪れる人はあまり多くないのでゆっくりと水をかけ、平癒を求める部位をタワシでこすってお参りできる。寺内には「うなぎ供養塔」や「八百屋お七の墓」などもあるが、みんな丁寧に保全されている。 |
練馬区 |
長命寺 <姿見の井戸> 長寿判断 練馬区高野台3-10-3 覗き込んで自分の顔が写ると長寿に恵まれるという。中は暗く、デジカメでようやく様子が分かったが、そもそも水は無いような・・ |
文京区 |
福聚院 <とうがらし地蔵> 喘息治癒 文京区小石川3-2-23 幼稚園併設で、その運動場の一角の小さな祠の中に「とうがらし地蔵」はいた。多くのとうがらしが奉納されており、喘息や咳に霊効あり、とのこと。小さいが 回りの人から大切にされている感じが伝わって来る。 |
源覚寺 <こんにゃく閻魔> 眼病治癒 文京区小石川2-23-14 「こんにゃく閻魔」は堂内にありお姿を見ることができなかったが、その昔、目を患った老婆が好物のこんにゃくを断って一心に閻魔さまに祈り続けたところ、 閻魔さまが右目を与えて目を治し、老婆はお礼にこんにゃくを供え続けたということで眼病や視力回復に霊効ありとのこと。賽銭箱横にはこんにゃくが山と奉納 されていたが、これ最終的にどうするのだろうか? <塩地蔵> 虫歯治癒、歯強化 「塩地蔵」は昔、歯病で悩む人が塩を供えて祈願したところ完治した、とのこと。 現在では歯をはじめ、諸病平癒のご利益があるとされる。小型の錫杖が用意されており、これを患部に当てて祈願すると効果ありとのこと。 |
北野神社 <願い牛> 諸願成就 文京区春日1-5-2 目立たないところにあるが、由緒正しそうな神社。ここの名物は本殿左前にある大きな岩で、これが牛にみたてられ、 それを手で撫で願いをすると 諸願が叶うという。 |
大円寺 <ほうろく地蔵> 首から上の野病気平癒 文京区向丘1-11-3 通常、このようなご利益樣は目立たないところにひっそりと設置されている所が多いがここは山門の正面にある。この地蔵は八百屋お七の罪業を救うために熱した鍋(ほうろく)を頭に被っている、との事。堂内には多くの鍋が奉納されている。 |
蓮久寺 <招福亀岩> 招福祈願 文京区白山5−30−6 本殿左手前広場に亀の形の大きな岩がある。自然石なのか加工が入っているのか不明だが確かに頭を上げた亀の形をしている。大きさの割には威厳を感じないのは回りが明るすぎる為か?拝所があるわけでもない。 |
蓮華寺 <熊王大善神> 歯強化/治癒 文京区白山2−38−11 たくさんの幟の横に小さな社があった。その横には仏像があり、それが熊王大善神かと思ったが、これは無関係?のようだ。わかりにくい。説明板とか無かったがこれだけ幟が立っているのだから霊効高いのだろう。 |
港区 |
喜井稲荷神社
万事安心 港区赤坂4−9−19 元は地面に立っていたのだろうが、このご時世、ビル建築により、その地下駐車場入り口の上に再建されたようだ。大変こじんまりしているが、綺麗に整理・整頓されて、手水も用意されている。ここに願をかける場合は蛸を食べてはいけないそうだ。 |
幸稲荷神社
招福 港区芝公園3-5-27 東京タワーの真下と言ってよい程の近さ。小さな神社ではあるが、きれいに整備されている。その昔は岸之稲荷と称されていたが、氏子、信者に幸福が相次ぎ、 幸稲荷となったとのこと。東京では最も昔からある神社の一つらしい。 |
覚林寺
勝運、病気平癒 港区白金台1-1-47 加藤清正ゆかりの寺ということで勝運祈願の寺ということになっているが、本堂前には水掛け祈願観音らしきものもある。こちらは新しい設置のようだ。 |
魚藍寺 <塩地蔵> 病気平癒 港区三田4-8-34 立派な山門を潜り右奥に塩地蔵はある。他の塩地蔵は塩をかけられ全体が真白になっているのが多いが、ここの塩地蔵にはビニール袋に入った塩がそのまま奉納されている。ちょっと味気ない。 |
玉鳳寺 <お化粧地蔵> 美顔祈願、延命祈願 港区三田4-11-19 お寺の門の脇の小さな堂に奉られている。寺の敷地内であるが寺とは関係ないという位置づけなのか?堂内には6名くらいは座れるベンチや訪問ノートなどもあり、白粉の匂いの中でゆったり過ごせるのが素晴らしい。 |
目黒区 |
成就院 <たこ薬師> 難病平癒 <お静地蔵> 諸願成就 目黒区下目黒3-11-11 本尊の「たこ薬師」こと如来如来は本堂内にあり。滋覚大師が海に投じた薬師如来像が蛸に乗って戻ってきたことから名付けられたとの事。たこの吸盤で福を吸 いよせるという、これまたこじつけの理屈。 「お静地蔵」は徳川二代将軍秀忠公の側室 お静の子宝発願/御礼で建立された。なお中央は地蔵ではなく、阿弥陀如来像。 |
正覚寺 <瘡守稲荷大明神> 皮膚病治癒 <とげ抜き浄行> 鎮痛・病気平癒 目黒区中目黒3-1-6 「瘡守稲荷大明神」は左の赤い社の中にあり、皮膚病に霊効ありとの事。 その右側に「とげ抜き浄行」がおり、こは鎮痛・病気平癒に効く。用意されているタワシで治したい部分をこするのは他のとげ抜き地蔵と同様。 |
蟠竜寺 <おしろい地蔵> 美人・美肌祈願 目黒区下目黒3-4-4 奥まった場所にある寺の更に奥まった場所にひそっりとある。おしろい地蔵の顔は塗られた白粉で真っ白になっている。美人・美肌効果に霊効ありということ で、特に女性の参拝者が多いようだ |
大円寺 <とろけ地蔵> 悩み解消 目黒区下目黒1-8-5 入って目に飛び込んで来るのが、崖いっぱいにならんだ石仏群、これは江戸の大火の犠牲者を供養するために彫られたという。そのやや右に赤い布をつけた像が 「とろけ地蔵」。江戸時代に漁師が海から引き上げたもので、海水や波により、とろけた様な像になってしまっていた。そこで、「悩み事をとろけさせてくれ る」という強引な理屈。 |
東京23区外 |
金山神社 (若宮八幡宮内)
子宝祈願 川崎市川崎区大師駅前2-13-16 社前にある黒光する男根像が衝撃的であるが、元々は鍛冶屋・鉱山の神(社屋内には鍛冶場がある)を奉る。しかし、例によって発音等のこじつけにより(子細 省略)現在は性の神、特に子宝・夫婦和合の神として有名。4月始めの「かなまら祭」は人気だが、普段でも子宝祈願のカップルの来訪は多く、社前の絵馬殿に は多くの祈願絵馬がかけられている。 |