上海・朱家角古鎮 Zhujiajiao |
上海とその隣の蘇州は元々は長江の河口デルタ地帯に出来たような所なので
多くの湖・池・水路があり、その辺に幾つかの水郷の町が点在している
昔は水運の商売の中心だったのだが、最近は観光の町と化して賑わっている
ここ朱家角古鎮もその一つ(「古鎮」は古い町の意味)
川の水は濁っているが、ゴミなどはあまり目立たないし、両岸の路地もひどい状態ではない
観光で町興しということで努力しているのだろう
撮影日(2013年10月)はレンズに汚れが付いていたようで
少し白いフレアがかかってしまっている。悪しからず。
観光の中心である水路には観光船がひっきりなしに通っている ここの船頭さんは皆男だ 両側の通りには商店が並んでいる 水路は狭いし、通りと高さの差もないので乗船しても風景はさして変わらないだろう (訪問した日は混雑の為乗船を諦めた) 写真ではわからないが、町中は話声、売り子の声、店の音楽などで賑やか まあ、しかし、写真で見るといい感じではあります |
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観光客のあまり来ない一般住居の方を回ってみた 家々が白色で塗られている一角があり 思わず欧州の同様な白い町(こことここ)を思い出した |
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西欧の建築の美しさは壁(ファサード)で表現され 日本の家屋の美しさは屋根で表現されることが多い こうしてみると中国も一般家屋では屋根の美しさがあり 下のように独特の形や瓦が美しい しかし、そんなことにはお構いなくカラフルなパラソルが並ぶ |
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民家の壁 新しいレンガ積みだが 目地のコンクリートがいい加減な施工 10年持つだろうか? |
レンガ積みでの塀が面白い 瓦屋根、窓枠など整然としているが 塀の上のモップは・・・ |
上の白い一帯よりは少しグレードが下がるエリア でも、道も綺麗に清掃されている |
バイク(電動自転車)も整然と 日本の路上駐輪より行儀良い |
生活感溢れる裏水路 家は水路にはみ出して増築されている 水は淀んでいるが下水は排水されていないと推定 |
草花が飾られた生活路地 一見きれいだが、実は花の後ろに ゴミが隠されていたりするとこが中国っぽい |
水路には多くの橋がかかっており そこが写真撮影のポイントになっている 右の看板は「古橋人家」だが、 今の中国本土では「橋」の漢字は かように省略されてしまっているので分かりにくい |
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古い水郷町の周囲にはビルも建っている 中央奥はキリスト教の教会堂か? ゴンドラ船?が行き交い、一瞬ベニスかと(笑) |
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観光客向けの通り 連休日だったので、とりわけ人が多かったようだ ほとんどが中国人観光客 |
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狭い通りでは歩くのもままならない 場所によっては一方通行も 両側には多くの食堂・土産物店がある 土産物はどの店でも同じような物を売っている 民芸品とか地元の特産物とかないのかと思うが 日本の様に伝統品はないようだ |
入場券に添付されいた古物博物館は 実際には正札が付いた売り物を並べていた 一応、古物の展示もあったが 展示物の間の床にはオーブンがあり 職員の弁当温めようか? 展示されている古物も本当に古物なのか?? |
飴細工 型に入れて模様を造る 日本の縁日・花火大会などでもみかけるが 日本のは鋏を使って形を造るものが多いかな |
路上売店 今、読んで見ると 「絞絞麦芽糖」「我回童年的記憶」とある 幼少時の懐かしい絞り芽糖を |
手前は豆?向こうはサトウキビ? 手前のボックスはごみ箱 |
観光地の中でこれは売れるのかな? 生の鴨とガチョウ |
何だかさっぱり分からなかった イカに何かを詰めたものかと見えたが 実際はレンコンの甘いお菓子 もしかするとこの地方特有のものかも知れない |
落花生のお菓子らしい あまり食欲を引き起こすような色合いや パッケージではないが、そこそこ売れていた 味は良いのか?試す気には・・・ |
海産物のようにも見えるが不明 人気あり人だかりしていたが 我々普通の日本人は買い食いする勇気なし まあ、これに限らないが・・・ |
優雅な船上レストラン と言いたいところだが、この船はコンクリート製 もちろん航行できない たぶん、元は木造船だったのだろうが いつの間にか意図的に・・・だろう |
町の中には普通の日本人も食べれると 思われる食堂があり、ここで昼食。もちろん、高価 |
最後の砦(笑) |
町で一番大きい「放生橋 」 川を挟んだ二つの地区を結ぶ唯一の橋なので大変混雑 古い石橋で、両脇に手すりもないのでスリルあり |
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●○●訪問・散策のコメント●○● |
・上海からは日帰りツアーや一般バスも出ているが中国語を解さないと難しいだろう。ホテルから往復タクシー貸し切りで500元位(+昼食代チップ)だったので、その方が便利。 |
・村全体が観光園となっているので、何カ所かある入場口でチケットを買い、後は自由散策。チケットは乗船券付きとか有料施設入場券付きとか何種類かあるが、入園券だけであとは必要時に支払った方が自由度が高い。施設もその分野にさして興味がない人にはわざわざという感じのところが多いようだ。 |
・観光船は乗船口と下船口が決まっているので、その場所に行けばよい。統一料金なのでぼられる心配はないが、一艘貸し料金なので、相乗したければお客さんどうしで交渉して。 |
・特に見所という所はなく、水郷の街全体を散策して楽しむ感じ。昼食を入れると大体3~4時間程度。喫茶店も結構ある。 |